回奏パズル
「回奏パズル」は、2017年に発売されたアルバム「re:Action」に収録された1曲です。


この「re:Action」は、奥田民生、小田和正など名だたるアーティストを含めた全12組のアーティストをプロデューサーに迎え制作された、リアレンジ・リプロデュースアルバムという新しいコンセプトになっています。
各アーティストには「スキマスイッチのオリジナル音源は一度忘れてもらった上で、詞と曲を各プロデューサーに渡した時にどういう風に装飾してもらえますか?」と依頼しているもので、歌も大橋のボーカルを取り直して作られています。
そのアルバムの最後のトラックにKANのプロデュースした「回奏パズル」があります。
この曲だけは特殊で、1曲をリアレンジするのではなく、複数の楽曲を組み合わせて作られた新しい曲となっています。

当初はKANにも1曲だけのリアレンジを依頼していたようですが、KANのライブでは恒例となっている、ライブのセットリストをメドレーで演奏する「今日のダイジェスト」というものからスキマスイッチが着想を得て、ダメ元で「僕らの今までの作品を全て使って新しい曲を作ってくれないですか?」とお願いしたものだということです。
KANは「(どの曲が素材となっているか)クイズにしたい」と語っており、素材となった楽曲は全部で26曲になっています。歌部分だけでなく、イントロや間奏部分まできちんと楽曲を取り入れて組み立てているところがすごいところです。
制作にあたり、KANはスキマスイッチの全CDを購入し「2016年は俺が世界で一番スキマスイッチを聴いた」という程楽曲を聴き込んだということです。
そして、制作には11ヶ月を要したとのことです。
更には、この「re:Action」に収録されている他の楽曲からの素材を使用することも避ける(一部重なっている楽曲はあるが)という縛りの中、制作されています。
KANは、制作にあたりしょっぱなで曲調をノリノリでいくかラブストーリーを歌ったバラード調でいくか悩んだそうだが、やはり心に残りやすい曲調ということでバラード調を選んだと自身のラジオ番組で明かしています。
様々なメロディーを合わせるだけでも難しいことなのに、メロディーに乗っている歌詞も変えずに意味も通っている様に仕上げているところがとんでもないクオリティだということがわかります。
インタビューでスキマスイッチの常田さんは、「絶対誰にも出来ないです。KANさんだからですよ。」と言っています。
ミュージックヴォイスのインタビュー記事にも、スキマスイッチのコメントが載っています。
「回奏パズル produced by KAN」の歌詞
回奏パズル produced by KAN
窓の外に 優しい吐息
想像は遥か
浮かぶのは 君なのに
限界っていうセリフを盾に
変化なんてさしてない
僕のかすれた声も
君の温度を思い出してた
溢れる雫は絶え間なく
綴る小さな歌
くだらないものがまだなくならない
大抵足元を気にして生きている
今僕が紡いでく 言葉のカケラ
臆病な本音のカケラ
いつになくマジメな声で
呼びかけてほしいのに
足元に投げ捨てた
僕の生き方すべてを
イメージしてみてやめた
暮れてく夕闇が
その瞬間は
伝う 伝う 伝う 涙
誰かのこと 想う気持ち
大切にしたくて
色濃く映り込むから
乗り越えてみせるのさ
胸に抱えてるうつわを
照らす歌になれ
戻らないものはもう戻らない
いったい僕らはどこへ向かうんだろう
今僕が紡いでく 言葉のカケラ
見様見真似だっていいから
勢いで抱え込んだ想いも
込めた願いは確か
今僕の中にある
不器用な愛を乗せて
涙を染み込ませたら
美しく色をつけ
この瞬間は
バイ バイ バイ 涙
そんな風に思ったって
君がいて 僕がいて 手をつないで
突然ふいに
叫べ 砕け
セミコンパートメント
エンジン全開で
今僕が紡いでく 言葉のカケラ
膨らんでは重くなっていく
奥のほうまで感じてくれたら
幸せはいつもそうやって傍にいる
今僕の中にある
幸せを見つけた時
涙を染み込ませたら
照らすものは何ひとつ無くたって きっと ずっと
バイ バイ バイ 涙
準備はいいかい? さあいこう
そろそろどうだい? さあいこう
「回奏パズル produced by KAN」に使われている26曲リスト

- 空創トリップ アルバム「夕風ブレンド」(2006年) 収録
- 惑星タイマー アルバム「夕風ブレンド」(2006年) 収録
- ラストシーン 16th シングル(2012年)
- life×life×life アルバム「スキマスイッチ」(2014年) 収録
- 8ミリメートル アルバム「ナユタとフカシギ」(2009年) 収録
- 雨待ち風 6th シングル(2005年)
- アカツキの詩 9th シングル(2006年)
- 星のうつわ 22nd シングル(2014年)
- 光る アルバム「ナユタとフカシギ」(2009年) 収録
- キレイだ アルバム「空想クリップ」(2005年) 収録
- 藍 アルバム「夕風ブレンド」(2006年) 収録
- ボクノート 7th シングル(2006年)
- 石コロDays アルバム「musium」(2011年) 収録
- アイスクリームシンドローム 13th シングル(2010年)
- さいごのひ 14th シングル(2011年)
- 時間の止め方 アルバム「musium」(2011年) 収録
- またね。 アルバム「musium」(2011年) 収録
- 太陽 アルバム「君の話」(2003年) 収録
- ドーシタトースター アルバム「夏雲ノイズ」(2004年) 収録
- ズラチナルーカ アルバム「夕風ブレンド」(2006年) 収録
- 奏 2nd シングル(2004年)
- ゲノム アルバム「スキマスイッチ」(2014年) 収録
- ムーンライトで行こう アルバム「ナユタとフカシギ」(2009年) 収録
- ガラナ 8th シングル(2006年)
- パラボラヴァ 21st シングル(2014年)
- 晴ときどき曇 15th シングル(2011年)
歌詞と使用曲の対応
回奏パズル produced by KAN
〜イントロ〜 (空創トリップ〜惑星タイマー)
窓の外に 優しい吐息 (ラストシーン)
想像は遥か (life×life×life)
浮かぶのは 君なのに (8ミリメートル)
限界っていうセリフを盾に (ラストシーン)
変化なんてさしてない (life×life×life)
僕のかすれた声も (雨待ち風)
君の温度を思い出してた (アカツキの詩)
溢れる雫は絶え間なく (星のうつわ)
綴る小さな歌 (光る)
くだらないものがまだなくならない (キレイだ)
大抵足元を気にして生きている (藍)
今僕が紡いでく 言葉のカケラ (ボクノート)
臆病な本音のカケラ (石コロDays)
いつになくマジメな声で (アイスクリームシンドローム)
呼びかけてほしいのに (さいごのひ)
足元に投げ捨てた (ボクノート)
僕の生き方すべてを (ラストシーン)
イメージしてみてやめた (ラストシーン)
暮れてく夕闇が (さいごのひ)
その瞬間は (時間の止め方)
伝う 伝う 伝う 涙 (またね。)
誰かのこと 想う気持ち (ラストシーン)
大切にしたくて (アカツキの詩)
色濃く映り込むから (雨待ち風)
乗り越えてみせるのさ (太陽)
胸に抱えてるうつわを (星のうつわ)
照らす歌になれ (光る)
戻らないものはもう戻らない (キレイだ)
いったい僕らはどこへ向かうんだろう (藍)
今僕が紡いでく 言葉のカケラ (ボクノート)
見様見真似だっていいから (石コロDays)
勢いで抱え込んだ想いも (アイスクリームシンドローム)
込めた願いは確か (さいごのひ)
今僕の中にある (ボクノート)
不器用な愛を乗せて (ラストシーン)
涙を染み込ませたら (石コロDays)
美しく色をつけ (さいごのひ)
この瞬間は (時間の止め方)
バイ バイ バイ 涙 (またね。)
そんな風に思ったって (ドーシタトースター)
君がいて 僕がいて 手をつないで (ズラチナルーカ)
突然ふいに (奏)
叫べ 砕け (ゲノム)
セミコンパートメント (ムーンライトで行こう)
エンジン全開で (ガラナ)
〜間奏〜 (パラボラヴァ)
今僕が紡いでく 言葉のカケラ (ボクノート)
膨らんでは重くなっていく (石コロDays)
奥のほうまで感じてくれたら (時間の止め方)
幸せはいつもそうやって傍にいる (晴ときどき曇)
今僕の中にある (ボクノート)
幸せを見つけた時 (ラストシーン)
涙を染み込ませたら (石コロDays)
照らすものは何ひとつ無くたって きっと ずっと (さいごのひ)
バイ バイ バイ 涙 (またね。)
準備はいいかい? さあいこう (時間の止め方)
そろそろどうだい? さあいこう (時間の止め方)
〜アウトロ〜 (ラストシーン〜星のうつわ)
シングル曲だけでなく、各アルバムから満遍なく楽曲を取り入れていることがわかります。
また歌部分だけでなく、スキマスイッチの歌なしのインスト「空創トリップ」をイントロに入れてくるあたりがよいですよね。
そして間奏部分に「パラボラヴァ」を持ってきたところで、そうきたか〜と感動しました。
ギターソロもKAN自身で録音しているとのことでこだわりが感じられます。
そしてこの曲にはストリングスも存分に入っており、壮大な雰囲気の曲に仕上がっています。
KANはピアノを中心としたシンガーソングライターですが、KANのストリングスのアレンジは、プロでもすごいと思わせるほどだということです。
妻の早稲田桜子さんがバイオリニストということもあるかもしれませんね。
極めつけにすごいのが、曲の長さまで意味を持たせているという点です。
この曲の7分9秒という長さは、スキマスイッチのデビュー日である7月9日にかけてあるということです。
なんとも遊び心というかこだわりというか、やれること全部やってくれちゃうところがさすがです。
この曲をはじめて聴いたときのスキマスイッチの二人のリアクション(まさにre:Action)が気になるところです。
OfficeAugustaのYouTubeチャンネルに「回奏パズル produced by KAN」レコーディング映像が残っています。







YouTubeチャンネル:OfficeAugusta






