スキマスイッチの「クライマル」歌詞考察
デビュー20周年を迎えるスキマスイッチ。
2024年7月に10枚目のアルバム(ライブアルバムなどは除く)『A museMentally』が発売されました。
この『A museMentally』は、アミューズメントの精神という意味が込められているそうです。「Mentally」の部分はその精神を強調しているのですね。
『A museMentally』のAが離れているのは、その後のmuse(ミューズ)にギリシア神話の芸術の女神の意味も含めているからだそうです。(YouTubeチャンネル「スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう」より)
ちなみにミューズは、ミュージアムやミュージックの語源にもなっていると言われています。
ここでは、そのニューアルバムから先行配信された新曲のデジタル・シングル『クライマル』を取り上げたいと思います。
はじめに
女優「小林 桃子」が出演する「クライマル」のリリックビデオがYouTubeで公開されています。
クライミングをモチーフに「壁を乗り越える」をテーマにしたオリジナルの楽曲です。
目の前に大きな壁が立ちはだかっているように見えたとき、まずは一歩踏み出してみること。
その一歩がどれだけ小さくても、自ら行動を起こしてみることが、何よりも大切であり、動けば何かが変わる」というようなメッセージが「クライマル」には込められています。
リリックビデオに込められたメッセージ
AERA.dotの記事によると、リリックビデオのストーリーは以下のように紹介されています。
「クライマル」は、“クライミング”をモチーフに、自分の中にある内に秘めた闘志を奮い立たせ、鼓舞する楽曲となっている。
今回公開されたリリックビデオは、「曖昧な未来像で就活にイマイチ一生懸命になれない主人公は、忙しくなる周りの友人たちに取り残され、現状を打開し前に歩き出すきっかけをなかなか掴めないでいる。金魚鉢に反射する揺れ動く光のプリズムを見て思い立ち、車でどこかへ走り出す。朝焼けの空を見上げる表情はどこか吹っ切れ、再び主人公の時間が動き出す」というストーリー。
他人と比較して同じ色を目指すのではなく、自分を見つめ直して、自分の色を探していく主人公の心情や行動の変化を繊細に表現した映像に仕上がっている。
オリジナルの歌詞に込められたメッセージを考察
リリックビデオは、歌詞と必ずマッチする映像になるものではないため、根本のテーマは同じでも、細かい描写や表現は異なります。
その表現や言い回しなど細かい部分について、歌詞とそのメロディーから読み取れることを、個人的に考察したいと思います。
とは言え、そんなに不可解な歌詞というわけではなく、メッセージとしては分かりやすい方だと思いますので、ほとんど改まって解説する部分は少ないのですが、個人的な細かい解釈など残しておきたいと思います。
まずは今回の「クライマル」のオリジナルの歌詞です。
「クライマル」の歌詞
作詞:大橋卓弥・常田真太郎
作曲:大橋卓弥・常田真太郎
曖昧に描くモチベーション
滲んで見える風景
気づけば在りし日の自分と
待ち合わせている
手に負えない淀んだ朝
秒針が脳に響く
寝ころがるソファから見えた
空は青い
暑すぎた 夏は 遠くへ
イメージを形に変えなくちゃ
オーロラのように 壮大に輝いていても
見ているだけの幻想ならば必要(いら)ない
ぶち当たる壁は臆病さが創造した不安だ
ひび割れた場所を探し
足をかけよじ登るんだ
生まれ変わろうとしたって
黄色が青にはなれない
それでも違う色を選んで
自分の色を見つけて
パレットの上、模索する可能性
加速する水の流れに飲まれて
息継ぎする度 溺れそうになる
すがる想いで手に取ったその絵の具が
明日を塗り替えてくれる
そんな淡い希望を抱いて
ぼやけてた未来が鮮明に
オーロラのように 壮大に輝いていても
見ているだけの幻想ならば必要(いら)ない
そびえ立つ壁が思うより高かろうとも
自分のステップを見つけて
足をかけよじ登る
オーロラのように 無限に広がっていても
いつか消えてしまう幻想ならば必要(いら)ない
頂点(いただき)に続いていくルートは決して一つじゃない
もう一歩先のステージへ
願いをかけはい上がるんだ
歌詞からの考察
曖昧な未来像に対するモチベーションがおそらく強く持てない状態なのでしょう。
それが、今の風景も、この先の風景もぼんやりしていて、
昔の情熱を持っていた自分がまた返ってくるのを待っているという状況が読み取れます。
過去の情熱を擬人化して、待ち合わせしているという表現にしているのが好きです。
自分ではどうにもコントロールできないまま、朝起きてもどんよりした気分であることが読み取れます。
それは、時計の秒針の音が心地悪いくらい。
やや時間に負われている感じもあるのでしょうか。だとすれば、焦りもあるのかなと考えられます。
そして、ソファにもたれかかって、見えた空が青いと感じたところで転回しそうな予感をさせます。
前のフレーズと感情としては変わらず、情景を表す言葉を並べることで、どのような感情になっているのか深みをもたせるパートですね。そして次の展開へつながる言葉を残します。
過去の情熱を持っていた暑い(熱い)夏が、どんどん過去のことに(時系列的に遠くへ)感じている様子が読み取れます。
おそらく夏の青空を見て思い出されるような情熱を持っていた時期が過去にあったということなのでしょう。
そして、ぼんやり描いている夢を、もしくは夢につながるようなことに対してアクションをしなければと改めて感じているのでしょう。
ここでメロディーは、山を登るように音階が上がっていきながらサビに向けて盛り上がっていきます。
夢がどんなにきらびやかで大きなものであっても、見ているだけでは意味がない。
壁だと自分で感じているものは、自分の臆病さや不安な気持ちが作り上げたものだから、
自分で解決できる。だから乗り越えるんだ。
というメッセージだと考えられます。
イメージの中で「壁」を実体化して、その中で「ひび割れた場所を探し、足をかけよじ登るんだ」という比喩をしている点がよいですね。
ここでいうひび割れた場所は、一見ネガティブな言葉に捉えられがちですが、不安の中でも自信がある場所というポジティブな言葉に置き換えられますね。
また、メロディーとしても壮大さが現れているのがよいですね。
オーロラを使っている理由は、よく分かりませんが、「ボヤッとしたもの」でかつ「美しさ」と地球規模の「壮大さ」の両方をあわせたよい表現だからではないでしょうか。
この「オーロラ」はスキマスイッチの中で、テーマが決まった時点でイメージされたものなのかなと個人的に想像を膨らましてしまいますが、実は後から当てはめて持ってきたワードなのかもと少し気になります。
人生にやり直しはきかない。自分を変えようとしたって簡単に変わるものじゃない。
それでも他の人とは違う、自分らしさを見つけなきゃと自分を見つめ直そうとしている様子がうかがえます。
黄色と青を取り上げているのは、単に色の三原色(シアン・マゼンタ・イエロではなく、絵の具などでよくいう赤・青・黄)を使うことで、変えることができない色だということを表しているのでしょう。
そして、その中で黄色と青色を使っているのは、信号の黄(注意)と青(進め)を連想させているのかなと考えられます。
不安を持った「注意」状態の自分から、「進め」状態になろうとする意思が見えます。
前のフレーズの「色」をそのまま比喩に使って、次のサビへつなぎます。
自分の色はなんだろう。自分らしさ、自分の特長ってなんだろう。と考えて模索するようすを、パレットの上で様々な色を混ぜ合わせて、欲しい色を探し出している様子に例えています。
引き続き「色」の比喩を用いて、なんとかイメージだけだったところから、アクションしだすパートです。
新しいものや新しい才能がどんどん目の前に現れて見える、そんな世の中の流れの速さに、ついていくことに必死で、それでも自分の持っている武器(スキル)が未来につながると思って動き出してみるぞという意思の現れだと、私は捉えました。
なぜ水の流れという表現をしたのか。これは完全に個人的な想像ですが、色の比喩が続くことで、絵を書くときに使うバケツを連想しました。
それは、パレット上で色づくりを繰り返す上で、何度も筆をリセットさせては、また色を作ってと試行錯誤している様子をイメージして生まれたワードなのかなと感じました。
バケツの水を筆でグルグル回している様子と、早く自分の色を見つけなくちゃという焦りとが混ざり合って、水と時間が混ざったような表現になっているのかなと思いました。
そして、この「色」にこだわっているのは、他者の「色」と比較しているからこそだと考えられます。
加速する水(時間)の流れに飲まれている中には、単に過ぎてく時間への焦りだけではなく、どんどん出てくる新しいもの、身近な人も含めて新しい人・才能が含まれるんじゃないかなと思います。
また、「そんな淡い希望を抱いて」という表現からは、まだ自分でも不安を拭いきれておらず、「浅はかさ」や「いつか役に立つだろう」という淡い希望だと自分でも認識していることが感じ取れます。
「私はこれでいくんだ」という確固たる信念とか、自信は全くないけれど、とにかく目の前のできることをしようと動き出したというところがポイントなんだろうと思います。
間奏を挟んで、転換を迎えます。
間奏のメロディーも、音階を行ったり来たりさせて、少し迷いを表現しながらも、徐々に音階を上げて気持ちを高めるような作りになっています。
そして、「ぼやけてた未来が鮮明に」。
鮮明になって完全に乗り越えた状態になったというわけではないのだと思います。
ただ、実際に手を動かしてみたことで、自分はこの「色」で行くんだという糸口が見えたのかなと思わせるフレーズだと思います。
メロディーも1番のサビ前のように登っていくように音階が上がっていきますが、更に転調があり2段階になって更に大サビに向けて盛り上がっていきます。
前半は1番のサビと同じです。
改めて、夢だけどんなに大きくても、見ているだけでは意味がないのだと理解しています。
そして、自分が感じている壁が思った以上に高くても、自分の足を引っ掛ける場所は必ずある。だから、その場所を見つけて、乗り越えようとかなり気持ちが前向きになっています。
それは、1番の歌詞が「足をかけよじ登るんだ」という表現だったのに対し、「足をかけよじ登る」という言い切る表現に変わったことから読み取れます。
大サビのラストです。
オーロラは「壮大さ」から「無限の広がり」の方を強調に使われるように変わりました。
未来や夢のぱっと見の大きさから、更にその先の広がりや深さというところまで意識されたようです。
「いつか消えてしまう幻想ならば必要ない」というところからも、「なんとなくの夢」を見るだけでなく、情熱の消えない「生きがいとなる夢」でなければならないと強い意識に変わったことが読み取れます。
そしてその頂点に向かう道は、一つだけではないよ。選ぶ道はいくつもあるんだ。
だから、壁を乗り越えて、更に一歩先のステージへ向かおう。それは簡単に登れる道ではないかもしれない。けれど、強い意思と願いを胸に、上っていくんだ。
更に次のステージへ進むには、道がどんどん険しくなることは分かっていて、それでもどんなに苦しくても上っていくんだという強い意識に変わったことがわかります。
それは「よじ登る」から「はい上がる」という這ってでも登ろうという表現に変わったことから読み取れます。
不安で動き出すことさえできなかったところから、いきなり先の苦難まで乗り越えるぞという意識に変わったようで、急激な意識の変化は何なんだと最初感じました。
ただ、自分の色を見つける。それは自分の生きがいとなるくらい熱い情熱をもってないと作れないんだ。
と気付いて、覚悟ができたという動きまでが重要なのではないかと感じました。
実際に、現時点では何も、具体的に進むような行動は取らずに終わっています。
ただリリックビデオのラストでも、主人公が急に思い立って車でどこかへ走り出し、朝焼けの空を見ることで、どこか吹っ切れた表情に変わっていました。
ビデオの中で、主人公は日記をつけており、朝焼けを見たときのことを朝焼けの絵を書きつつ、こう綴っています。
「朝日を見に行った。
いろいろ考えていたら
何か、いてもたってもいられなくなってた。
でもどこかスッキリした気がする。」
再び主人公の時間が動き出すというストーリーと解説されているとおり、
気付きを得て、次のアクションができるようになるまでで十分先に進むことができるんだと思わせてくれます。
大サビラストの強い意思は、現時点で壁を乗り越えられない人にとっては酷なメッセージなのではとも思いそうですが、ここは、更に高みを望む人に向けても届くようなメッセージを込めたのではないかなと思います。
そして、それはスキマスイッチ自身にも向けているのではないかなと思います。というかむしろそっちなのではないかと思っています。
デビュー20周年を迎えて、また次のステージへ向かうスキマスイッチ。
2024年7月13日・14日の2DAYS。スキマスイッチは地元・愛知県で初となる主催フェス「スキマフェス」開催しました。出演者も豪華アーティストでした。
出演者
- 小田和正
- コブクロ
- JUJU
- SUPER BEAVER
- マキシマム ザ ホルモン
- ゆず
- いきものがかり
- 奥田民生
- スピッツ
- sumika
- 東京スカパラダイスオーケストラ
- 緑黄色社会
また、2024年11月12日には、2023年に亡くなったKANさんのためのイベント、『KANさんを慕うミュージシャンが集う「KANタービレ~今夜は帰さナイトフィーバー~」』の主催の一員を担います。
このように、スキマスイッチも新しいステージへ確実に向かっています。
したがって、大サビのラストは、曲を聞いた人にとっても、スキマスイッチ自身にとってもはっぱをかけるような、大きな応援ソングなのではないかと思います。
補足
ちなみに、歌の歌詞には大きく2つのタイプがあると思っています。
直接的な表現を使った具体的な歌詞と、比喩などの間接的な表現を使った抽象的な歌詞です。
スキマスイッチの楽曲でいうと、直接的な表現の代表作には「飲みに来ないか」が挙げられます。
「飲みに来ないか」
…
2人会わない日々が
もう10日続いてる
このままじゃダメって解る
頭では解ってんだ
君の言葉の節々に いつもトゲがあるから
逆撫でされて気に入らなくて
ついカッとなってしまう
ごめんねとすぐに切り出して
飲みに来ないかって誘いたいけど
先に引きさがんのもシャクだな
それじゃまさに君の思い通りだ
…
とても、具体的な表現の歌詞ですね。
今回の「A museMentally」の中で言えば、「ごめんねベイビー」という曲が、直接的な表現の歌と言えますね。
「ごめんねベイビー」
…
アイムソーリーベイビー!
言い訳する気なんてござんせん
あぁ そろそろご機嫌直して
ドラマの最終回 一緒に見ませんか?
…
今回の「クライマル」はそれとは対象的に抽象的な歌詞になっています。
それは、抽象的な表現の方が、万人に当てはまりやすいメリットがあるからです。
今回の「クライマル」は壁を乗り越えようとしている人に対する応援ソングとも取れます。
だからこそ、万人に当てはまりやすい抽象的な表現の歌詞に自然となったのだと思います。
その中で、色やパレット、絵の具と言うようなキーワードが含まれているので、
自分の壁を乗り越えようとしている、絵描きやイラストレーターなど絵に関する仕事をしている人にとっては、より自分事のように感じられて共感しやすいのではないでしょうか。
まとめ
考察はあくまで個人的なものであり、スキマスイッチ自身の解説などは全く含まれていません。
ただし、スキマスイッチのYouTubeチャンネル「スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう」の以下の動画で、「A museMentally」の各曲の解説がされています。
【公式】#167 New Album『A museMentally』視聴会<前編> スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう
現時点では、前半までしか公開されていませんが、まもなく後編が公開されると思うので、そのときにまた、新たな情報があるかもしれません。
もし新しい情報があれば、考察はあくまで個人的考察として残しますが、スキマスイッチの目線での解説もあらためて含めて更新したいと思います。
2024/07/20追記
後編が公開されました。
【公式】#168 New Album『A museMentally』視聴会<後編> スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう
ここで「クライマル」に対する二人の想いが語られています。
この「クライマル」は、常田さんが叩きの歌詞を書いて、最初に世界観をイメージを描いていたようで、SL9の青春感とリンクする部分が出ているということです。
ただ、テーマはあったものの、よじ登る「クライミング」に関するワードは最初からあったわけではなく、途中から出てきたものだったそうです。
そして、足掻いてもがいて、その先に希望を感じる様子を表現するのに、ラスサビの折り返しの部分の「足をかけよじ登る」を上ハモ(主旋律より上の音階のハモり)を足したことで、一気に片付いた「よくぞ出た」と語っています。
そして、何回も聴いてほしいポイントということでした。
隠れた名曲になってほしいと大橋さんは語りましたが、隠れてもいない、堂々と表に出た、本当に背中を押してくれる名曲になったと思います。
参考
◎映像情報
YouTube『スキマスイッチ「クライマル」Lyric Video』
YouTubeチャンネル:『スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう』
オフィスオーガスタページ:https://www.office-augusta.com/sukimaswitch/sukimafes/media/live_report/
【リリース情報】
アルバム『A museMentally』
2024/7/10 RELEASE
https://SUKIMASWITCH.lnk.to/AmuseMentally【プロフィール】
大橋卓弥、常田真太郎のソングライター二人からなるユニット。
1999年、大橋が自分の曲のアレンジを常田に依頼したのがきっかけとなり、スキマスイッチ結成。
2001年、新宿・渋谷を拠点に本格的なライヴ活動を開始。
2002年8月、AUGUSTA CAMP 2002千葉マリンスタジアムのサブステージに出演。観客30,000人の前でのパフォーマンスが好評を博し、以来、口コミが広がり着実にライヴの動員を増やしてゆく。
2003年7月、1stシングル「view」でオーガスタレコード第一弾新人として満を持してのメジャーデビュー!同曲が全国30局ものFMパワープレイ&ヘビーローテーションを獲得。同年9月にリリースされたデビュー・ミニアルバム「君の話」も新人ながら好セールスを記録し、全国のマスコミやリスナーから注目を集める。
2004年3月、2ndシングル「奏(かなで)」が発売1ヶ月前から全国ラジオ局や有線のO.Aチャートにランクインし、オリコン・シングルチャートでも初登場22位を記録。彼らの真骨頂のバラード・ナンバーとしてロングセラーとなり、じわりじわりとファン層を広げてゆく。
さらに同年6月、3rdシングル「ふれて未来を」と1stアルバム「夏雲ノイズ」を連続でリリース。
デビューから約1年の集大成となった「夏雲ノイズ」はオリコン・アルバムチャート初登場2位を記録し、1st ALにしてブレイクを果たす!同アルバムを引っさげた、初の全国ワンマンツアー『夏雲ノタビ~日本公演~』と追加公演『夏雲ノタビ~日本追加公演~』のチケットも全会場とも即日SOLD OUT!又、ツアーをまたぎリリースされた、通算4枚目となるシングル「冬の口笛」もオリコン・シングルチャート初登場6位を記録。シングル作品としては初のベスト10入りを果たし、2004年を大飛躍の年として締め括った。2005年4月にリリースした5th「全力少年」がオリコン・シングルチャート初登場3位を記録!彼らのシングル史上最高位を獲得し波に乗ると、続いて6月にリリースした6thシングル「雨待ち風」もオリコン・シングルチャート初登場7位を記録。彼らのデビューのきっかけにもなったという同曲は「奏(かなで)」に続く名バラードとして、歌、メロディ、アレンジなど、そのサウンドクオリティの高さから音楽的評価はますます高まってゆく。そして、7月には2ndアルバム「空創クリップ」をリリース。オリコン・アルバムチャートにて堂々の初登場1位を記録!デビュー以来、着実にスキルアップし成長を続けてきた彼らの”2005年の集大成”となる同アルバムは、多くのリスナーの支持を受け、現在もロングヒットを続けている。
そして、同アルバムを引っさげた初の全国ホールツアー『TOUR’05全国少年』(全22公演)も大成功のうちに幕を閉じ、11月には初のDVD作品となるミュージックビデオ集「別冊スキマスイッチ」をリリース。さらには「紅白歌合戦」へも初出場を果たし、まさに大飛躍の年として幕を閉じた。2006年3月にリリースした7thシングル「ボクノート」は『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』の主題歌として大ヒット!国民的人気キャラクターとのコラボーレションにより、さらに幅広いリスナー層から支持を受けた。同シングルのリリースとともにスタートした全国ツアー『TOUR ’06 “空創トリップ”』も大盛況のうちに幕を閉じ、続く7月には杏子・山崎まさよし・スガ シカオ・COIL・元ちとせ他オフィス オーガスタ所属アーティスト達が参加するスペシャル・ユニット”福耳”のニュー・シングル「惑星タイマー」の作詞・作曲&プロデュースも担当。続く8月には、あだち充 原作の大ベストセラー『ラフ』の実写版映画の主題歌として、通算8枚目となるシングル「ガラナ」をリリース。カップリング曲の 「スフィアの羽根」(2006 ABC夏の高校野球統一テーマ曲)、「ピーカンブギ」(日本テレビ系「ズームイン!! SUPER」春のお天気テーマソング)とともに話題となり、オリコン・シングルチャートで堂々の初登場1位を記録!そして、11月には9thシングル「アカツキの詩」と3rdアルバム「夕風ブレンド」をリリース。同アルバムが自身最高のセールスを記録し、さらなる飛躍を遂げた。「ボクノート」が日本レコード大賞で金賞を受賞、同曲で「紅白歌合戦」へ2度目の出場を果す。
2007年2月、アルバム「夕風ブレンド」を引っさげた全国ツアー『夕風トラベル』がスタート。全国38公演にも及んだ同ツアーは大盛況のうちに幕を閉じ、ライヴ・アーティストとしても大きく成長した。7月に通算10枚目となるシングル「マリンスノウ」、8月に初のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」をリリース。オリコン・アルバムチャートで2週連続1位を獲得しロング・ヒットとなる。10月からベスト・アルバムを引っさげた初の全国アリーナ・ツアー(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・埼玉)を行い約10万人を動員する。ブレイクのきっかけになった2ndシングル「奏(かなで)」で3年連続「紅白歌合戦」出場を果す。
2008年はアーティストとしてのスキルアップのため、スキマスイッチの活動と並行しながら互いにソロ活動を行う。
2009年1月、結成10周年を迎えたスキマスイッチの新曲「雫」がNHK教育テレビアニメ「獣の奏者エリン」オープニングテーマに起用される。アニメ初回放送に合わせて配信をスタートした「雫」の着うた(R)が<レコチョクアニメ/ゲーム・うた>サイトのデイリーチャートで1位を記録(09年1月度月間チャートでも2位を記録)。3月には初めてメンバー2人だけで全国を回るツアー「スキマスイッチTour'09"ダブルス"」(7箇所8公演)を敢行。5月には前作から約1年10ヶ月振りとなる09年第一弾シングル「虹のレシピ」をリリース。各地の夏フェス参戦に続き、ニューシングル「ゴールデンタイムラバー」(MBS・TBS系アニメ「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」オープニングテーマ)と前作から約3年ぶりとなるオリジナル・アルバム「ナユタとフカシギ」を発売。
2010年は1月から4月まで同アルバムを引っさげた全国ツアー"スキマスイッチ TOUR 2010 "ラグランジュポイント"(33箇所39公演)で10万人を動員し大成功を収めた後、7月にシングル「アイスクリーム シンドローム」(劇場版『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影の覇者 ゾロアーク』主題歌)を発売。11月には春の全国ツアーを収めたLive AlbumとDVDも発売した。
2011年1月にはUSEN J-POP総合チャートの第1位を2週連続で獲得した3年半ぶりのバラード・シングル「さいごのひ」を発売。4月には、放送開始50年目を迎えたNHK教育テレビ「中学生日記」主題歌「石コロDays」を書き下ろし。7月には「センチメンタル ホームタウン」、8月には前述の「石コロDays」を配信でリリース。9月にはシングル「晴ときどき曇」、10月には前作から約2年ぶりとなるオリジナル・アルバム「musium」をリリースした。
2012年は1月から4月にかけて「musium」を携えた全国ツアー「スキマスイッチTOUR 2012”musium”」を敢行、大成功を収めた。6月には映画『臨場 劇場版』イメージソング「ラストシーン」を、8月にはTVアニメ『宇宙兄弟』オープニングテーマ「ユリーカ」を発売。その後、セルフカバーベスト盤 「DOUBLES BEST」を発売、秋から全国47都道府県ツアー「スキマスイッチ TOUR2012-2013 "DOUBLES ALL JAPAN"」の計51本の公演を大盛況で終了。ツアーファイナルの沖縄での最終公演は、全国の映画館で同時生中継で、史上初!沖縄を含めた全国47都道 府県にて同時にツアーファイナルを迎えた。
2013年6月には第一弾となるシングル「スカーレット」(テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」主題歌)をリリース、7月9日にはデビュー満10周年を迎え11年目へと突入した。7月には2013年第二弾シングル「Hello Especially」(フジテレビ“ノイタミナ”アニメ「銀の匙 Silver Spoon」エンディング・テーマ)を、8月にはデビュー10周年を記念した初のオールタイム・ベストアルバム「POPMAN’S WORLD~All Time Best 2003-2013~」をリリース。夏にはオフィスオーガスタ夏の恒例イベント『Augusta Camp』を全面プロデュースし、10月、11月には約6年振りとなるアリーナ・ツアー『SukimaSwitch 10th Anniversary Arena Tour 2013 “POPMAN’S WORLD” 』を開催。さらに12月には、豪華フルオーケストラとの競演となった一夜限りのスペシャルライブ『SukimaSwitch 10th Anniversary “Symphonic Sound of SukimaSwitch”』を開催し、キャリア初の日本武道館単独公演でデビュー10周年イヤーを締め括った。
2014年、10周年記念ライブ作品(CD/Blu-ray&DVD)が4カ月連続でリリース。2014年第一弾シングル「Ah Yeah!!」は、表題曲(M1)「Ah Yeah!!」がMBS/TBS系テレビアニメ「ハイキュー!!」オープニングテーマ、カップリング(M2)「夏のコスモナウト」が7月から開催される全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の応援歌となり、ダブル・タイアップシングルとして発売。21thシングル「パラボラヴァ」(ヨコハマタイヤ「アイスガード ファイブ」CMソング)と22thシングル「星のうつわ」(『THE LAST –NARUTO THE MOVIE-』主題歌)を2か月連続でリリース。12月には初のセルフタイトルとなる6thオリジナルアルバム「スキマスイッチ」をリリースした。
2015年1月より、アルバム「スキマスイッチ」を引っ提げての全国ツアー「スキマスイッチ TOUR 2015”SUKIMASWITCH”」を開催(全国28ヶ所32公演)。全公演即日ソールドアウトとなり、日本武道館・大阪城ホールにて行われた追加公演も大盛況のうちに終了。約1年ぶりとなるシングル「LINE」は、表題曲(M1)「LINE」がテレビ東京系アニメーション「NARUTO –ナルト-疾風伝」オープニングテーマ、カップリング(M2)「ハナツ」が「第95回全国高校ラグビー大会」大会テーマソングに決定し、ダブルタイアップシングルとして11月11日リリースが決定している。
2016年4月には大ヒットを記録したベスト盤「POPMAN'S WORLD」と対をなす、アナザー・ベストアルバム 「POPMAN'S ANOTHER WORLD」をリリース。 また同作を引っ提げてのツアー「スキマスイッチ TOUR 2016 "POPMANS CARNIVAL"」を開催(全国20ヶ所23公演)。
ツアー終了後の10月にはライブアルバム「スキマスイッチ TOUR 2016 "POPMAN'S CARNIVAL"」をリリース。
11月には約1年振りとなる24thシングル「全力少年 produced by 奥田民生」(TVアニメ「ALL OUT!!」主題歌)をリリース。
カップリング(M2)に収録されている「ハナツ」が「第96回全国高校ラグビー大会」大会テーマソングに起用された。2017年2月には「スキマスイッチの名曲が新たに生まれ変わる。」をコンセプトに音楽シーンを代表する12組のアーティストをプロデューサーに迎え制作されたリアレンジ・リプロデュースアルバム「re:Action」をリリース。
4月からは各公演異なるゲストを迎えたスキマスイッチ初の全国対バンツアーを開催(全国14ヶ所17公演)し、中野サンプラザホール・オリックス劇場にて行われた追加公演も大盛況のうちに終了した。
オリジナル楽曲としては約2年振りとなる25thシングル「ミスターカイト/リチェルカ」(両A面シングル)を9月にリリース。M2「リチェルカ」がテレビ東京系 金曜8時のドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SECOND SEASON」主題歌。M3「さよならエスケープ」が「マイナビ転職」CMソング。M4「ココロシティ」がメ~テレ開局55周年テーマソングに起用されている。
2015年にリリースされたシングル「LINE」のカップリング(M2)「ハナツ」が「第97回全国高校ラグビー大会」大会テーマソングに起用された。2018年3月に約3年ぶりとなる7枚目のオリジナルアルバム「新空間アルゴリズム」をリリース。
スキマスイッチ オフィシャル Webサイトより
アルバムに収録されている「未来花(ミライカ)」がアキュビューのタイアップソングに起用されている。
4月からはアルバムを引っ提げた「SUKIMASWITCH TOUR 2018 "ALGOrhythm"」ツアーを開催(全国27箇所34公演)し、大盛況のうちに終了した。
5月には「新空間アルゴリズム」に収録されている「未来花(ミライカ)」を スキマスイッチが敬愛してやまないThe Beatlesがレコーディングをおこなっていたアビイ・ロード・スタジオにて、ベース・ドラム・ストリングスをを加えたバンドバージョン「未来花(ミライカ) for Anniversary」を配信シングルとしてリリース。
7月9日にはデビュー15周年を迎えた。
9月には初のセレクションアルバム「スキマノハナタバ ~Love Song Selection~」をリリースし、音楽を大切な人に贈ってほしい。 をテーマにアルバムのブックレットをメッセージカード&歌詞掲載の仕様にした。 11月にはデビュー15周年を記念し、自身初となる横浜アリーナでの単独公演「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~ 」を2days開催し、大盛況のうちに終了した。
初のセレクションアルバム「スキマノハナタバ ~Love Song Selection~」が「第60回 輝く!日本レコード大賞」企画賞を受賞。
2015年にリリースされたシングル「LINE」のカップリング(M2)「ハナツ」が「第98回全国高校ラグビー大会」のテーマソングに起用された。
2019年3月にカバーライブ「SUKIMASWITCH THE PLAYLIST vol.2」を全国5都市7箇所で開催。
7月には通算26枚目となるシングル「青春」をリリース。
「青春」はアキュビューのタイアップソング、同収録楽曲M-2は「東京」はテレビ東京「東京交差点」オープニングテーマ、M-3はカバー中島みゆき「糸」トヨタホームのCMソングに起用される。
8月には劇場版「おっさんずラブ LOVE or DEAD」公開&主題歌「Revival」起用を記念して、期間限定デジタル配信「Revival -おっさんずラブEdition-」をリリース。
10月から全国ツアー「スキマスイッチ TOUR 2019-2020 POPMAN'S CARNIVAL vol.2」が開催(全国36公演)された。
12月にはツアー&通販限定「クリスマスがやってくる~Christmas Edition~」グッズ付きCDをリリース。
第61回輝く!日本レコード大賞にて「青春」が編曲賞として受賞される。
2015年にリリースされたシングル「LINE」のカップリング(M2)「ハナツ」が「第99回全国高校ラグビー大会」のテーマソングに起用された。
2020年1月~2月は引き続き、全国ツアー「スキマスイッチ TOUR 2019-2020 POPMAN'S CARNIVAL vol.2」が開催。
千秋楽2月28日熊本公演は、新型コロナウイルス感染対策のためツアーは延期となったが、急遽無観客配信ライブを決行。
2月~9月まで全シングル(25枚)7インチアナログをリリース。
4月にはディズニー&ピクサー映画「2分の1の魔法」日本版エンドソングに「全力少年」が起用されたことを記念し、デジタル配信「全力少年 Remastered」をリリース。
映画は新型コロナウイルスの影響で8月21日より劇場公開された。
新型コロナウイルスの関係で有観客でのライブが難しくなり、無観客での有料配信ライブ「スキマスイッチ Streaming LIVE "a la carte 2020" ~実際にやってみた!~ 」を実施。
8月にはセレクションアルバム「スキマノハナタバ ~Smile Song Selection~」をリリース。
12月から全国ツアー「スキマスイッチ TOUR 2020-2021 Smoothie」が開催(全国12公演)。
2015年にリリースされたシングル「LINE」のカップリング(M2)「ハナツ」が「第100回全国高校ラグビー大会」のテーマソングに起用された。
2021年は引き続き、全国ツアー「スキマスイッチ TOUR 2020-2021 Smoothie」が開催。
新型コロナウイルスで延期されていた「スキマスイッチ TOUR 2019-2020 POPMAN'S CARNIVAL vol.2」熊本での千秋楽振り替え公演を2月21日にハイブリッドにて開催。
3月には東海テレビの情報番組「スイッチ!」書き下ろし楽曲「スイッチ!」のオンエアーがスタート。
4月にはテレビ朝日系「アニマルエレジー」番組のために書き下ろした「吠えろ!」単曲配信リリース。
5月からはYouTubeチャンネルにて「スキマスイッチのこのヘンまでやってみよう」が公開スタート。
6月にはテレビ朝日系の情報番組「スーパーJチャンネル」の"お天気コーナー"のBGMに書き下ろした「茜(Instrumental)」単曲配信リリース。
11月には約3年半振りとなるオリジナルコンセプトアルバム「Hot Milk」「Bitter Coffee」をリリース。
12月には「スキマスイッチ ”Soundtrack”」日本武道館公演にて、“漫画”という表現で公演の為だけに書き下ろされた物語を数あるスキマスイッチの楽曲達が支えるライブを開催。
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